民主党

小宮山大臣

小宮山厚労相が世間からバッシングを浴びています。
野田内閣で厚生労働省の大臣として登用された女性大臣。
世間の女性たちからも「主婦の敵」として多くの非難を浴びています。
それは、彼女の発言に端を発しています。
現在、専業主婦は第3号被保険者として、年金保険料の納付を免除されています。
主婦側からしたらありがたいというか当然の仕組みな気もします。

 

専業主婦は家事や子育てをしていて、収入がないのだから支払うことができないからです。
それなのに、小宮山大臣はこの保険制度について「おかしな仕組みだ」と発言して、廃止しようと考えているそうなのです。
民主党が政策の目玉として打ち出した、子ども手当や高校授業料無償化などは、社会全体で子育てを支援していくという考えのもとでとりいれられたものでした。
それなのに民主党政権に属している大臣が、子供を育てている専業主婦という存在自体を全否定する発言をするなどして、世間から非難を浴びるのは当然のことだと思います。
小宮山大臣は、配偶者控除の廃止を訴えて、さらにこの第3号被保険者制度についても廃止を訴えていて、どうやら専業主婦というもの自体をなくして女性もすべて社会にでて自立するべきだと考えているようです。
しかし専業主婦がいなくなったら、困るのは幼い子供たちです。

 

全ての母親が子供を保育園に預けて働くべきなのか、それではそれだけのニーズに答えられる保育園があるのか?
小さいときから両親と関わる時間がほとんどない、他人に育てられたような子どもを育てることが民主党政権の望みなのか?
これが子育て支援の考え方なのかと、小宮山大臣を通して野田内閣へも疑いのまなざしが向けられることになりそうです。
小宮山大臣は、自分自身が2回の離婚を経験して社会にでて働いた人物。
だからこういう考え方をするのかもしれません。
しかしそれを世間一般的な考えのように、メディアを通して発言するのは社会的影響を考えるとなんとも軽はずみな行動だと思います。

 


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