増税内閣
野田首相が民主党内の代表選挙の際から発言していた「増税」問題。
野田氏は消費税率アップ賛成派です。
そのためか野田首相の元に作り上げられた、野田内閣は別名「増税内閣」とも言われるほどの顔ぶれが揃っています。
財務省の官僚が裏で手をまわして内閣を作り上げたとも言われています。
野田氏自体が財務副大臣、財務相経験者であり、財務省のシナリオに沿って事業仕分けをした蓮舫氏を行政刷新大臣としています。
さらに財務相には安住氏を起用しました。
野田内閣に大きな影響力を与えていると噂されている、財務省の勝栄次郎事務次官。
この二人をつなぐ役割を果たすのが安住氏です。
財務省の経験が特にない、安住氏ですが、岡田氏にも近い存在として起用されたとも言われています。
他にも野田首相の秘書官にも財務省エースの太田氏が起用されました。
各大臣の秘書にも多くの財務省出身者が送り込まれています。
まさに財務省のいうがままの顔ぶれです。
財務省は増税路線です。
東日本大震災から復興途中にある厳しい状況を知りながらも、復興税や消費税の値上げによって増税を強制してくると思います。
民主党内には増税反対者が多くいます。
民主党の代表選のときにも、海江田氏や馬淵氏は増税反対の立場でした。
そのため野田内閣には入っていないのです。
復興増税については自民党も賛成しています。
復興基本法、東電賠償法についても自民党の修正案を民主党がそのまま丸のみして成立しました。
つまり増税に関しては、自民党も民主党も事実上の大連立の形をとっているようなものなのです。
